がん治療

【わたしと卵巣がん2】TC療法(パクリタキセル+カルボプラチン)と副作用

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初めての抗がん剤は、手術から1週間後の2016年3月23日(水)でした。

普通、開腹手術をした場合、1週間後に抜鉤と言って傷口を止めたホッチキスの針みたいなものを外しますが、そのときに主治医と

「抗がん剤って何回くらいやるんですか?」

「ん~、少なくとも1年」

「何回?」

「18~24回かなあ」

という会話をしたのを覚えています。

事前に薬剤師の先生からお薬と副作用の説明があって

「これからは2週間毎に入院して化学療法の生活になっちゃいますね」

「20回以上やってる人もいますよ」

「日本人のほとんどの人がこの抗がん剤から始めますからね」

と言われていたので、主治医の言葉はそれほどショックではありませんでした。

わたしが受けている化学療法は、TC療法と言って、パクリタキセル+カルボプラチンの2剤の抗がん剤を1日で投与します。スケジュールは次の通りです。

【1日目】
午後:吐き気止めの点滴3時間

【2日目】
朝:朝食後にレスタミンコーワを5錠飲む
午前:アレルギー予防・吐き気止め点滴(1)30分
アレルギー予防・吐き気止め点滴(2)30分
昼:パクリタキセル3時間
午後:カルボプラチン3時間
夕方:生理食塩水15分

病院や主治医によってスケジュールは変わってくると思います。

卵巣がんのTC療法を知りたいと言う方は、沢井製薬のリーフレットがわかりやすいので、ご覧いただけたらと思います。

※カルボプラチンとパクリタキセルの併用療法を受ける患者さんへ
(沢井製薬 PDFファイル)

クリックしてTC-Therapy.pdfにアクセス

1日目の吐き気止めに、ステロイド剤のデカドロンを使っているので、2日目にはデカドロンの覚醒作用から、比較的元気なことが多いです。

副作用なのですが、わたしの場合とにかく吐き気です。

前回も書きましたが、わたしの主治医は抗がん剤を基準の3分の1量に抑えて投与します。ですから期間も3倍かかります。その代わりに副作用も抑えられ、抗がん剤治療の精神的・肉体的負担を軽くしています。

それでも、わたしには耐え難いほどの吐き気に襲われました。24時間吐き気が続くので、寝られない、食べられない、何も考えられない、ほぼ寝たきりで3ヶ月間過ごしました。その間も抗がん剤治療は続きます。吐き気はどんどん強くなります。吐き気止めで処方されたドンペリドン(ナウゼリン)なんかラムネです。とくに朝はのたうち回るほどの吐き気で苦しみ、婦人科の待合室で、隣に座った女性のボディソープの香りで吐き気が倍増します。診察室で「吐き気が強くて治療を続ける自信ないです!」と主治医に叫んだことがあります。

7月になって、化学療法を受けた2日後のある晩、とうとう動けなくなって、夜間救急に飛び込みました。デカドロンの錠剤を飲み、プリンペランを点滴して帰りましたが、翌日になっても良くなる気配はありません。しかし、救急対応してくださった医師が、主治医に伝言を書いてくれていました。それはイメンドカプセルの投与でした。

イメンドカプセルは小野薬品から出ている、化学療法後の吐き気を抑えるのに特化した吐き気止めの薬でした。化学療法当日に125mg、翌日から80mgを1日1回服用し、5日間まで使用可能というものです。

わたしは抗がん剤投与中は割と元気なので、主治医はイメンドカプセル80mgを頓服として飲むよう、3日分処方してくださいました。これが劇的に効きました。診察のときに吐き気以外の会話ができる!

イメンドカプセルのおかげで苦しい吐き気から開放された。これでまた治療が続けられる。頑張ろう。そんなふうに思った矢先でした。

娘のがん宣告、化学療法のために入退院を繰り返し、帰宅しても抗がん剤による副作用でものも食べられずにのたうち回って苦しむ。その間、うちの母なりにわたしを必死で支えてくれていました。でも、母はこのとき85歳です。心が折れないほうが不思議です。

2016年7月17日(日)
母が圧迫骨折で入院しました。

わたしは治療を中止し母の看病に専念しました。

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