美食めぐり

【築地】喜多品の黒猫くーちゃんといちご大福

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Twitterの猫アカウントが大好きで、いろんな猫ちゃんの成長を楽しみにみているうちに、黒猫のかわいさに目覚めました。北海道の森の中にあるカフェで、先輩猫たちとお庭を自由にお散歩したり、高い木に登ったり、好奇心旺盛なビビちゃん。広島の美術館で警備員さんと攻防戦を繰り広げては、堂々と自動ドアを突破するケンちゃん。神秘的な雰囲気を漂わせているかと思えば、人懐っこく、ベルベットのようなつやつやの毛並みが美しい黒猫たち。
欧米では黒猫は不吉なイメージがあるようですが、日本では吉兆を呼ぶ「福猫」といわれ、商売繁盛の象徴とされた縁起のいい猫です。ちなみに、黒い招き猫には魔除けや厄除けの意味があるそうです。
築地場外市場にもそんな吉兆を運ぶ黒猫がいました。
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この子です。喜多品(きたしな)さんの看板猫くーちゃん。
発泡スチロールの箱の中で爆睡していました。くーちゃんにインターネットに載ってたよ、と話しかけたら「そうにゃの?」という感じで、グリーンの瞳を見せてくれました。市場の朝は早いです。お昼ちょっと前に行ったので一番眠い時間だったかもしれません。
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喜多品さんは、銀座の和食店、高級料亭などに、生麩、このわたやからすみ、麹みそなどの珍味割烹材料を専門に卸しているお店です。くーちゃんは喜多品のお母さんの近くにいました。お母さんのそばが安心なのね。
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場外市場の路地を入って、すしざんまいの本店に向かう手前で、ショーケースに並んだいちご大福に目を奪われたら、そこが喜多品さんです。築地散歩のお土産にと、こしあんを1個買いました。大福の上にちょこんと乗った自己主張の強いいちごがとってもかわいい。ご主人にTwitterとブログに載せたいので写真を撮っていいですかと聞いてみました。
「取材もいろいろ来てるからいいよ。どうせなら作るからちょっと待ってて」
と、いちご大福をショーケースの中いっぱいに並べてくださいました。
「おいしそうに撮ってね」
あ…。わたしスマホしかもってないんですけど…がんばります!
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いちご大福すんごいきれい。餡の色に合わせて餅の色もカラフルなので目を引きます。どれでも1個300円。つぶあん、こしあん、抹茶、濃厚カスタード、完熟マンゴーの5種類。1個だけ買っても、持つところを紙で包んで、持ち帰り用におにぎり型の容器に入れてくれます。歩きながら食べてもよし、お土産によし。こちらは同じ築地場外で行列ができる和菓子店「そらつき(空月)」さんと親戚なのだそうです。でも、いちご大福をお買い求めの際はぜひ喜多品さんへ。
そう、わたし気がついてしまいました。つぶあんって英語で”Smashed sweet red beans”、こしあんは“Bean jam”なんですね。
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おいしそうかな?
ピンクのこしあん、美味しかったです!
見た目もそうですが、他では食べられない濃厚カスタードや季節の果物の餡、中身がわかるように色を変えた餅、そこにいちごを丸ごと乗っけて、ショートケーキよりクールな和スイーツ。攻めてます。
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お子さまにも大人気。このお嬢さんのご両親は中国語を話していました。このすぐあと、英語を話すお客さまがいらっしゃって、つぶあんと抹茶を買っていかれました。
喜多品のご主人はひっきりなしに来店されるお客さまが英語でも中国語でも抜群のコミュニケーション力です。いちご大福のつぶあんとこしあんの違いを英訳している店です。
築地場外市場はいろいろな国の言葉が行きかい、日本でありながら異国情緒を感じるような、路地の中にエネルギーが渦巻き、人波を漂いながら疲れるどころかテンションが上がってきてパワーをもらえる不思議な空間でした。この魅力はどこからきているのでしょうか? 場外市場にある店がさまざまな工夫や準備をして、外国人を積極的に受け入れる懐の深さがあったからこそ、世界中の旅行者が築地を目指している。築地場外市場のみなさんの不断の努力なくして今の繁盛はないと思いました。

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