がん治療

【わたしと卵巣がん5】開腹手術直後、同じ病室からインフルエンザ患者が見つかる

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豊洲市場レポートから久々の更新になってしまいました。何と申しますか、年が明けてからも疾風怒濤の毎日でございますよ。読者の皆さまに何からお話したら良いかしらと迷うほどで、そうそう、始めに書くべきでしたね、わたくし手術いたしまして、現在も入院中です。そしてわたしの病室にはインフルエンザの患者さんがいらっしゃいます! 軽い軟禁状態です。その証拠に、ほら、ね、リレンザ。
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急遽インフルエンザ検査をしまして、それも手術当日の夜ですよ。いろんな管につながれて動けない、意識も朦朧としている中、鼻の穴の奥に綿棒を突っ込むあの検査をされまして、幸い陰性だったんですけれども、すぐにリレンザを2回分吸入いたしました。手術直後は水が飲めませんので、リレンザのような吸入薬があって本当に良かった! リレンザは治療用には朝2回、夕2回の計4回吸入で5日間使用できるのですが、予防用に一日2回分吸入で10日間続けるというのもあるんです。わたしは後者の方でした。丸い白いケースには1枚に4つのブリスター(薬剤が入った凸部分)が入ったアルミディスクが5枚入っています。

ここまでインフルエンザの話を書いてきちゃいましたから、続けますかねえ……。

猫カフェの子猫に噛まれて整形外科に行った話とか

「墓のない人生をはかない人生と申します」は本当だった話とか

天王洲銀河劇場に「スマート・モテリーマン講座」を観に行ったら相変わらず超くだらなくって爆笑したとか

「いきなり!ステーキ」で肉マイレージを貯めていたら高脂血症になったとか

まあ……、それはいいか……。

いろいろございますが、やっぱり気になるインフルエンザ。

連日ニュースでも取り上げられるほど、日本全国で大流行しています。ざっくり分けて、熱が出るA型と熱が低いB型、今シーズンは両方に罹患する可能性があるのだそうです。

わたしは手術が決まった今年の1月から風邪やインフルエンザには特に気をつけていました。手術前に罹ると手術が延期になってしまうので、ケアマネージャーやヘルパーの皆さんと綿密に練り上げた、「うちの母ひとりで犬とお留守番できるかな計画」が根底から覆ってしまうからです。

この「うちの母ひとりで犬とお留守番できるかな計画」についてはまた稿を改めて書きます。

わたしの場合、普段はほとんど外に出ませんから、人混みや満員電車のリスクはほぼありません。家庭内でできることは、うがい、手洗い、換気、加湿くらいで、特別なことはしていません。マスクは抗がん剤治療を始めてから、外に出るときは常にしています。家の近所のコンビニに行くときですらマスクをしていきます。一番怖いのが病院の待合室です。

母の付き添いで内科の診察まで待ち時間が2時間を超えたときは、うちに帰って抹茶入り玄米茶でうがいをしました(ちょっと贅沢?)。インフルエンザに対する緑茶信仰というのがわたしの中にあって、今も伊藤園の「お~いお茶(緑茶)」を飲みながらこのブログを書いています。

同室でインフルエンザになった患者さんを仮にインフルおばさんと呼ぶことにします。インフルおばさんは、前日の夜から咳で眠れなかったらしく、手術当日の朝、回診に来た医師に咳止め薬を要求していました。このときはまだ熱はなかったんですね。ただ、担当の看護師はもしやという予感があったかもしれません。わたしが手術から病室に帰ってきたのが夕方の4時過ぎ。恐怖のインフル騒ぎが始まったのが消灯後の夜9時でした。

わたしは術後ですから、何が起ころうと自分では身動きできないのです。消灯時間になって、部屋の照明が消されて、長い夜になるなあ……などどぼんやりした頭に響くナースコール。インフルおばさんが発熱を訴えられ、看護師を呼んだのでした。この後の看護師の対応は迅速でした、インフルおばさんの鼻に綿棒を入れて検査したところ、A型+、インフルエンザです。タミフル飲んでください。ここは4人部屋です。1人は翌日退院が決まっていたのでその方には検査をしないでタミフルを持たせて退院、もう一人わたしの1日前に手術をした患者さんには同じインフルエンザの検査。陰性だけど予防のためにタミフルを続けて飲みましょうということになりました。

なんですかねえ、自分ではもうどうしようもない状況に陥った人間は急にテンション上がっちゃうんですかねえ。真っ暗な中でわたし以外の3人の井戸端会議が始まっちゃいました。わたしは口に酸素マスクを当ててますし、とても会議に参加する余裕はありません。

「みなさんにご迷惑をおかけして本当に申し訳ないわあ」

「早くにわかってよかったじゃないの」

「わたし検査しなかったんだけど大丈夫かしら。明日退院だからかしら」

「インフルエンザ流行してるんだから仕方ないわよ」

「昨日、咳が出たときに診てもらえばよかったわあ」

「もう結果が出たんだから。処置も早かったんだし大丈夫よ」

眠れません。

たぶん4人全員が眠れない夜を過ごしたのだろうと思います。

今でも退院されたおひとりを除いて、わたしたち3人一緒の病室です。

発症してから5日間は軟禁状態に置かれます。でも、トイレに行くため普通に部屋の外に出ますし、廊下を歩いている誰がインフルエンザを発症しているかはわからないのです。

不幸なことにインフル騒ぎの日にわたしの術後の看護で夜中何度も点滴の交換をしてくれた看護師さんがインフルエンザを発症させてしまいました。医療従事者で、ワクチンも接種し、予防に関するプロであっても罹患するのです。内部感染か、面会者から持ち込まれたか、もうそんなことわかりません。神様、仏様、リレンザ様、わたしを守って! という感じです。

もし現在、身内や友人がが入院中であるとか、病院に面会に行こうと思っていらっしゃる方へ、チェックポイントをお知らせしておきましょう。

病室の入口、部屋番号の近くに、この写真のような”DP”とマスクのイラストが書かれたプレートがあったら、部屋に入る前に必ずマスクを着用してください。これは「飛沫感染予防策」”Droplet precautions”の頭文字の”DP”です。
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ここはインフルエンザなど飛沫により感染する可能性がある病人がいる部屋です。病気を予防するために、この病室に入るときには必ずマスクをつけましょうという意味のプレートなのだそうです。

もちろん、咳や熱っぽいなど風邪のような症状があるなら、病人との面会は好ましくありませんが、やむを得ない場合には必ずマスクをつけて病院に行くように心がけましょう。また、せっかくお見舞いに行った病院からインフルエンザを持ち帰らないために健康な方こそマスク着用です! わたしが今いる病棟にはこのDPプレートがついた部屋が複数あります!!!

あ、わたしが何の手術をしたのか全く書いていませんでした。

それについてはまた近いうちに。

ただただ、このままインフルエンザに罹ることなく、術後の経過もよく、一日も早く退院できるよう、祈るばかりです。

皆さま、インフルエンザにはご注意ください。

うがい、手洗い、アルコール消毒、そしてマスクを忘れずに。

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