オモシロ

亀戸天神の藤まつりで、粋でいなせな猿回しに出会った【Jr.2/ジュニアジュニア】

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わたし、申年生まれだからでしょうか、猿が好きなんです。以前、ここのブログで「【動画】大分市の観光PVに出ている日本猿の菊千代に最優秀主猿男優賞を!」なんて記事を書いておりまして、このときは動画や映画を見ただけですから実際の菊千代くんに会っていないわけです。

でもね、思いがつのると奇跡が起こるんですね。本当に偶然、猿回しを見る機会に恵まれまして、それが実に完成度の高い芸で、本当にかっこよかったんです。その猿回しの2人は「Jr.2(ジュニアジュニア)」と言います。

この日は、先日亡くなった母の未払年金の請求のために亀戸にある年金事務所に行ったんです。戸籍謄本やら住民票やら書類を揃えて持って行ったら、受付のおばさんが予約をしていないなら手続きできない。待っていても予約をしている人が1人1時間位かかるから、事務の終了時間内には見られない。どっちみち帰れと言うんです。はあ? ここお偉い先生の弁護士事務所ですか? 年金事務所が何の必要があっていつから完全予約制になったんですか? じゃあ最短の予約可能日はいつですか? と聞くと、1ヶ月以上先の日付を答える。予約するなら紙に氏名と年金番号を書けという。別に社会保険労務士の先生に相談したいわけじゃなくて、払うべきものを払ってくださいと言ってるだけなのに1ヶ月以上先の予約を強いて書類すら受け取らないというのはどういうわけでしょう。わたし、病気になってから久々にキレまして、書類は全部郵送すると言い捨てて、年金事務所を出ました。

せっかく亀戸まで出てきたのに、嫌な気分を持ち越したくないので亀戸天神へお参りすることにしました。ちょうど藤まつりのポスターやのぼりが十三間通りの店先にたくさん飾ってありました。でも、4月は雪が降ったりして寒かったので、藤の花はまだちょっと早いかなあなどと思いながら、とりあえず行ってみることにしました。

亀戸天神はわたしの地元でもあり、子どもの頃から何度も通った道です。今回は体力がなくて寄りませんでしたが、手前の亀戸香取神社も参道の下町っぽい雰囲気も良く、こじんまりと落ち着いた境内ながら、勝ち運の神様としてスポーツ選手や合格祈願のお参りで有名な神社です。あ、御朱印長を持ってくれば平成最後の御朱印がいただけたのに、残念。まあ、また改めて気持ちの落ち着いているときにお参りに来ましょう。

さて、JR亀戸駅から20分位、亀戸十三間通りを直進して但しま入り豆本店前の信号を渡って左折し、錦糸町方面に向かってしばらく歩きます。

ジャーン! 藤の花満開でしたー! 藤棚から藤色の長い花房が下がって暖簾のようです。

亀戸天神の藤は何度も見ていますが、花が一番いいときに来たみたい。枯れて落ちた花は見当たりません。わたし、なぜか桜の花は悲しい思い出ばかりで嫌いなんですが、藤の花は好きです。なんとなく品があって色っぽくてしなやかで。藤棚も人が手を加えて丁寧に作ってやるとそこにちゃんと咲きそろう感じが盆栽っぽいというか、人を楽しませてくれる花だなと思うのです。わたしも、さっきまでぷりぷり怒っていたのが一気に心が和んで晴れやかな気分になりました。

藤の花の房が長くて、さわやかで甘い花の香りがしました。化学療法で香りは苦手になっていたのですが、久しぶりにふと香ってきた藤の花の香りが新鮮で、香りを記憶しておきたいと思って、すーっと深呼吸しました。

外国人観光客も大勢来ていて、みなさん藤の花と一緒に写真を撮っていました。亀戸天神は境内に一歩入ると江戸時代にタイムスリップしたような、太宰府天満宮を模した風情のある神社です。まず名物の赤い太鼓橋がありまして、小さくて角度が急な上に、本社までに男橋と女橋と2つあるので、参拝するときには身軽な格好でないと、キャリーや大荷物をもっていたら通れないのです。上の写真でわかるように小さなリュックでいらしてる観光客の方が多いですね。

お天気も良かったので、池の亀は甲羅干しをしたり、鯉と一緒に泳いだり、思い思いにのんびりしていました。亀戸天神の池の亀も名物です。固有種、外来種みんな仲良しです。亀は手足がありますから、鯉より泳ぐのが早いです。わたしはそんな池の水面をながめるのも大好きです。

亀戸天神社。写真は人のいない一瞬を撮影していますが、参拝の列が長く続いていました。

社務所の前の広場に猿回しの興行が来ていました。まだ開演前だったのでお猿さんは毛づくろいに夢中です。しばらく見ていたら人が集まってきました。猿回しのお兄さんが、そろそろ始めるので空いてる椅子に座ってくださいと言ってくれました。わたくし、ちゃっかり特等席をゲットいたしました。

ジュニア先生「(カメラ目線で)ベー」

このコンビはJr.2/ジュニアジュニアといいます。あの村崎太郎次郎一門で日光さる軍団に所属しています。お猿の名前はジュニアくん、9歳。この子が落ち着いているというか、おとなしいというか、全然怒ったり嫌がったりしないんです。のんびりさんかと思えば決めるときはビシッと決める、プロの芸猿なんです。大人の風格と哀愁を漂わせる癒し系の個性が光るジュニアくん。わたしすっかりファンになってしまいました。ジュニアくんの熱狂的なファンを「ジュニオタ」と呼ぶそうです。

ジュニア先生、ジャンプは超得意です

玉乗りや空中回転ジャンプ、階段を登って飛び移り、逆立ち、ちりばめられるギャグ、そのどれもが絶妙な安定感と緩急のバランスがすごく高度なレベルで繰り広げられます。相方の人間のジュニアお兄さんの軽妙でスムーズなトークと、猿のジュニアくんへのあふれ出る愛情とリスペクトが伝わってきて、人間に使われている猿芸ではなく、猿と人間のコンビ芸として完成しているのです。ですから安心して見ていられますし、ジュニアジュニアの世界にどんどん惹きこまれていきます。こんな猿回し初めて見たかも。ジュニアくん、かわいい。猿回しのお兄さん、カッコいい。2人の衣装がすごく粋で、亀戸天神というロケーションも重なって、江戸時代だったらいなせってこういう垢ぬけた勢いのある元気な人のことを言うのね。なんて、想像していました。

決まった!!! Jr.2のお二人、超絶カッコイイです!!!

ワー、キャー、騒いで、笑って、拍手して、すごく楽しい時間があっという間で、クライマックスがこの一枚です。やばい。かっこよすぎる。ジュニアくんは芸が始まる前はちょっとおじさんオーラすら漂わせていたのに、階段ピュー、パパパパパっと駆け下りてからの相方のジュニアお兄さんに駆け上がって片手逆立ち。この一連の流れはマジすごい。観客大盛り上がりのうちに終幕です。いやー、感動した。面白かったー!

ジュニア先生へのおひねりは、コインよりも野口英世のほうが好きだそうで、丸いザルの中にお札がいれられていきます。おつかれさまでした、ジュニア先生。本当にすばらしい芸を見せていただきました。なんかね、年金事務所で怒っていたのがバカみたいでね、笑って、楽しんで、癒されて、一所懸命演じる猿回しの2人に生きるエネルギーをもらいました。猿回しってすごい!

一仕事終えたジュニア先生は、観客席に座っていたお姉さんにおやつをもらってご満悦でした。

 

うちに帰りまして、小道具の階段におふたりのTwitterアカウントが貼ってあったので、さっそくフォローしようとプロフィールを見たら、ジュニア先生、やはりただモノではありませんでした。

これは三菱地所株式会社が2016年に公開したWeb Movie「スノーモンキー東京へ行く」です。主演はもちろんジュニア先生です。東京大手町にオープンした「大手町温泉」のプロモーションとして製作されました。

雪深い山奥から桶とタオルを手に東京を目指す一匹の猿。仲間と別れ、電車に乗り、大都会東京・大手町のオフィス街に着きます。そこにあるのは大手町温泉。お湯につかりホッと一息。

ジュニア先生、さすがいい表情です。大手町で働くビジネスマンやOLのストレスや体の疲れを天然温泉で癒そう。主猿俳優として大人の魅力を見事に表現しています。

Jr.2のお2人はテレビのバラエティ番組への出演も多く、日光さる軍団のスターだったのです。

 

そんなジュニア先生のプライベートが見られるTwitter、これがまたかわいいの。

お姫さまと猿。かわいいですねえ。

 

Jr.2/ジュニアジュニアと日光さる軍団の仲間たちの公演スケジュールは、Twitter、ホームページでチェックしてくださいね。

※Jr.2/ジュニアジュニアTwitter(@jr2_jrjr)

※日光さる軍団Twitter(@osaruland_nikko)

https://www.osaruland.jp/

http://kameidotenjin.or.jp/

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